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Susie

Author:Susie
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DATE: CATEGORY:読書
12年前、1994年に出版されたものですが、『ヒロシ、君に英語とスペイン語をあげるよ』のヒロシくんが大学生になって、アメリカに留学している間、お父様(北村崇郎先生)と交わした手紙をまとめた本です。「本にすること」を目的に書かれた手紙ではなくて、留学中に「一つ一つのことがらについて自分で考え、自分で決断しなければならなかった」ことを「誰かに聞いてもらい」たくて、「手紙の形式をかりて、自分の考えたこと、感じたこと、あるいは疑問に思ったことを父に書き送った」手紙だそうです。一時帰国した折に、お父様から本にまとめることを提案されたと、"まえがき"に書いてありました。



この本はずーいぶん前に読んだのですが、そのときの印象は「ヒロシくんのご両親は英語とスペイン語以外にもいろいろなものをヒロシくんに"あげて"いる」でした。ヒロシくん自身は「僕は甘えん坊で意志が弱い」と書いていますが、文章からはそんな様子は微塵も感じられません。とてもしっかりした考えを持っていると思えます。とかく、「英語とスペイン語と日本語子育て」の方が話題になりがちですが、それ以外の面でもしっかりとした教えを受け、しっかりと身につけているようです(お母様は父親のしつけが非情に厳しかったとどこかで書いていましたよね…『ヒロシ、君に…』でしたっけ?この本は手元にないのでわかりませんが…)。また、お父様の"あとがき"によると英・西・日の3ヶ国語に「自らのイニシアティヴと大変な努力で中国語が加わった」そうです。すごい。



ヒロシくんを知らない方でも、他国で一人暮らす息子と、それを見守る父親のやりとりは興味深く読んでいけると思います。



余談ですが… カバーに手紙の写しが掲載されていますが、手紙は日本語で書かれていたようです。どこの時点で「おとうさんは英語」の役割が解消されたのか、ちょっと興味あります。うちの場合は、小鳥が小学校に入って「国語」の勉強を始めたときに「おかあさんは英語」の役割は自然消滅しました。今は「おかあさんは国語」です。すごく気楽♡



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ただいまアメリカ留学中―息子と父の往復書簡 ISBN:4794205457

北村 洋 北村 崇郎 草思社 1994/03 ¥1,680

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